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【ひろゆき】親に嘘をつかれる家庭は不幸になる…親の年収で子供の幸福度が変わるのは事実です

親に嘘をつかれた子供は不幸になるって本当ですか?


親が貧乏なほど子供は幸せになれないというデータがあります。

アメリカの有名な実験で「マシュマロ実験」という教育学の実験があったんですよ。子供にマシュマロを1個見せて「15分間我慢したらもう1個あげるよ」という実験です。ようするに食べることを我慢すればマシュマロを合計2個貰えるんです。そしたら15分我慢したほうが得じゃんってことで、15分我慢してもう一つ貰う子と我慢できないで食べちゃう子の2種類が発生するんです。その結果その子たちが大人になったときにどのような人生を歩むのかを長期的に調べた研究があるんですよ。

ようは子供のときに我慢ができた子と我慢ができなかった子がいて、将来どうなったかというと我慢をすることによって今より良いものが得られると分かっている子供は勉強をするんです。今やっている勉強は凄くつまらないし面白くない…遊んでいたほうが楽しいけど勉強が大事だよって言われているから勉強をするんです。その結果勉強もできるし努力もするから将来出世したり給料が良くなったりする。結果的に15分間我慢できた子供のほうが年収が高くなったってデータがあるんです。

これが1970年代〜1980年代にあった実験で、最近だとこのマシュマロ実験自体が本当に正しいのか疑問視されるようになったので似たような実験をもう1回やったんですよ。今度は子供を900人くらい集めてマシュマロを我慢する子と食べちゃう子をよく調べたら、家庭が貧乏で嘘をつかれた子供ほどマシュマロを食べちゃうという結果が出たんです。ようは「明日大好きなカレーライスをあげるよ」って言われたのに「金がないからやっぱあげない!」みたいな貧乏な家庭の子がたくさんいたんです。

ようするに親が子供に対して約束を破るという行為をすると、どんなに我慢しても期待を裏切られるから我慢をしても意味がない。悪い例だと食べ物が目の前にあって、食べるのを我慢していたら親に食べられちゃって自分の食べ物がなくなっちゃう家庭もあるんですよ。なのでマシュマロを食べなかった子と食べた子を比較すると、そもそも貧乏な子はマシュマロを食べざるを得ないんです。

だって15分後に「マシュマロもう1個あげるよ」って言われても嘘かもしれないから。これが社会だと自分が約束を守ったり我慢をすることでそれに対してリターンをしてくれることが金持ちの世界では当たり前なんだけどお金のない人たちにとってはそんなもの信じられないのよ。例えば犯罪って割に合わないと思うじゃん。たかだか財布から1万円を盗んで留置所行くくらいならやらないほうがいいよねってなるのは最初から金持ちの家庭なの。

だけどお金がない人にとってはその大した額じゃない1万円を盗むしかないんですよ。だってご飯を食べたいと思っても食べられないから。盗む前におじさんに「奢ってください!」って言っても奢ってくれないじゃないですか。そんなことをしたらバレて警察呼ばれて不幸になる以前に未来に対して期待をする余裕なんてないんですよ。

貧しいところで育ってしまうと努力や投資をして未来が幸せになるということを描くことができない。これは親の年収に比例するんですよ。だって我慢をしても500円とか1000円とかのおもちゃはケチって買ってくれないし、子供に対する500円のおもちゃすら買えないような家庭ってけっこうあるんです。そういう人たちは苦労をするのが当たり前な社会なんですよっていう話。

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