
30歳男です。日本で増税が続く理由は何だと思いますか?私自身は日本国民の苦しむ様をみたいという欲求もあり増税に賛成なのですが、景気を回復させるためには一時的にでも減税して消費拡大を図るのが一般的だと思います。

利益代表の人たちが国会議員だからです。
例えば国土交通省族と言われる人たちって「我が村にダムを作ろう」とか「新幹線を引こう」とか、自分たちの地域に何かしらの利益を持ってきてくれる人っていい政治家って言われるんですよ。だって自分たちの地域にダムを作ってくれたり駅を作ったりしてくれるからお金が動くし雇用人口も増える。なので多くの予算を引っ張ってきてくれる政治家が正しいってなる。
その予算を増やすためには増税が一番効率的なんですよ。例えば国家予算が50兆円しかなかったら各都道府県に配布してもせいぜい1兆円くらいなんですけど、それが100兆円あったら2兆円ずつ配られるわけじゃないですか。そうすると2兆円貰ったほうがめちゃくちゃ儲かるよねって人は思うし、その手段が増税なら日本人全体に対して薄く徴収されるので渋々ながらも人は払い続ける。
例えば国土交通省族の人たちが「ダムを作りたいです!4000億円かかります!」ってなったときに「でも消費税もちょっと上がります。」って流れになっても政治家からすれば知ったこっちゃないんですよ。ダムを作るその地域には4000億円の利益があるわけで、その利益を得るためにそういう政治家を地元の人たちが選んでいるんです。その期待に応える為に政治家は予算を集めなければいけない。
なので財務省としてはどんどん予算を広げるしかないんですよね。だって政治家が増やせって言うんだもん。景気を回復させるために減税をすることは正解です。ただ「減税したほうがいいよね」って言っているのって共産党とれいわかな。日本人の大多数って自民党と公明党に投票しているので過半数の国会議員というのは自民党と公明党なんです。どちらも減税を政策に盛り込んでいない政党にみなさんが投票しているので国民が減税を望んでいないんですよね。
結局お金を貰う側と払う側の問題で、ようは増税に困る人って税金を払う側の人なんですよ。でも税金を貰う側の人って増税しても全然構わないんですよね。今の日本って人口の3割が年金を貰っていて、あとは老齢年金とか障害年金とか生活保護とかも含めると税金がめちゃくちゃ増えるんですけどぶっちゃけどうでもいいんです。自分の年金には全く影響がないから。
だから年金を貰っている自分たちを守るために増税をしても構わないって人たちがすでに3割いるんですよ。今後も高齢者予備軍みたいな人たちがあと数年で年金を貰うことになるので、社会保障費がバンバン増えないと自分たちの取り分が減っちゃうから税金もバンバン上げろみたいな流れになる。なのでこんな感じの人たちが日本には多くいるので、税金を減らしたほうがいいよねって人たちが多数派になることはないんじゃないかなと思います。
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