
香川県議会のゲームは平日1日60分まで、22時以降はゲーム禁止などの条例が炎上していますがひろゆきさんはどう考えますか?

物事を調べない大人が決めていることが問題です。
ほんと香川県に住んでいるこどもが可哀想だよね。「ゲームが良くないよね」とか「新しいものをやらせないほうがいいよね」って考える大人たちがいつの時代も一定の割合でいるんですよ。問題は本当に調べた上で条例を決めていないことなんです。
「ゲームってどんなものがありますか?」って調べた上で「これはこどものためにも良くないよね」ってなるのはありなんですよ。例えば3DSの3D機能を使って幼児がゲームを3〜4時間やり続けると斜視になる可能性があるんですよね。こういう事情も調べた上で条例を作るのはいいと思うんですよ。
でも香川県の場合は調べてもいないくせに思い込みでルールを決めていることが問題なんです。例えばNIKEってランニングアプリを出しているんですけど、「1日何キロ走りましょう」とか「雨の日に走ると称号が貰えます」とかゲームっぽい機能をつけているんです。走るのは辛いことだけど続けるためのご褒美があるといいよねって。
ソシャゲのログインボーナスと同じで、もうとっくに飽きてしまってやりたくないようなゲームでもログインボーナスを途切れさせないために惰性で起動しちゃう人も多からず少なからずいるんですよね。人間の行動生理学みたいなもので。
例えばアメリカの中学生がつくった元素表を覚えるゲームみたいなものがあるんですけど、パッと見ゲームなのに実はキャラクターが元素表の元素になっていて、ゲームをしているだけで元素を覚えてしまうみたいなものが世の中にはあるんですよ。
そんな感じで世の中には「ゲームが役に立つためにはどういう風に利用したらいいか」とか「論文や実例があることも調べた上でゲームはいりません」って結論をだすならいいんです。
でも調べもしないでゲーム脳って本があったらしいからゲームは体に悪いだろう…みたいな感じで思い込みだけで物事を決めてしまうような大人が法律をつくってしまうと、それに従わされるこどもが可哀想になるんですよね。そもそもゲーム脳って否定されているんですけど。
だからゲームを制限するのが問題なのではなくて、本当にゲームが悪いものなのかを調べない大人たちが物事を決めているのが良くないと思うんです。
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